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よみがな
まれたばかりのあお星空ほしぞら
近道ちかみちのグランド
まった月日つきひ
むねちいさなかさぶたを
きこわした

あのときのぼくが もうすこしだけ
よわさをせられたなら
つよがりなキミをまもれたのかな
あたたかで かぼそいその
にぎりしめていたかな いま

せつないくらいにこいをした
けれど おもいははかなすぎて…
すれちがうたびに むすぼれたいと
もうつなげない

うつむいたキミに
おもわずぼくづかないふりした
ふとすれば こい淡雪あわゆきのように
二人ふたりをすりけそうで

あいするすべさえ らぬままに
出逢であってしまったのかな
"あのときのぼくが もうすこしだけ…"
こたえなど 本当ほんとうはないこと
わかってるのに さがしてしまう

せつないくらいにこいをした
キミにいたくて なみだして…
あれからのぼくは どれくらい
まえすすめたのだろう

いとしくて キミがいとしくて
けれど 途切とぎれたあかいと
もどらない時間とき最果さいはてで
ぼくはなせないまま

せつないくらいにこいをした
きっと永遠えいえんわすれない
まぶしいくらいに あざやかに
キミとけた日々ひび