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よみがな
キャップのうえからフードかぶり
ポケットにちすくむ
きみ姿すがたはまるで
氷山ひょうざんのこされたペンギン
台場だいば 浜辺はまべのカフェの椅子いす
つよ海風うみかぜうごかされる
それからもまるで
そらすようにきみそら見上みあげる

一月初いちがつはじめめずらしく
凧揚たこあげをする子供こどもたち
深呼吸しんこきゅうしながらうでのばす
きみそでがはためくよ

かいかぜをうけながら
たかくあがってくカイト
かぜかないことを
どうかなげかないで
きみがもしもちがほう
んでしまわぬように
いつでもぼくきみいと
もっているから

ゆりかもめがえさをもと
浜辺はまべきわまでんでくる
人間にんげんだっておなじさ
いいときにひとむらがってくるよ
だけどぼくはどんなときも
きみのそばにいるからね
あのときぼくしんじてそばに
いてくれたきみおなじように

年明としあけすぐの青空あおぞら
つめたいかぜくけれど
太陽たいようらされた世界せかい
はじまりに胸膨むねふくらませてる

かいかぜをうけながら
たかくあがってくカイト
かぜかないことを
どうかなげかないで
ぼくがもしもちがほう
んでしまいそうなときは
ぼくいとをどうかきみ
つよいておくれ

かいかぜをうけながら
たかくあがってくカイト
かぜかないことを
どうかなげかないで
きみがもしもちがほう
んでしまわぬように
いつでもぼくきみいと
もっているから

いつでもぼくきみいと
もっているから