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きみ手紙てがみきました
なにもない平凡へいぼん便箋びんせん何枚なんまいも…
あおいインクをえらんだ理由わけ
青空あおぞらきだって きみってたから

でも あらたまるとなにけばいいのか
なんだかずかしくなりますね
だから ぼんやりときみおもかべながら
はなしかけてみたんです

きと(きと)けずに(けずに)やぶ
何回なんかい何回なんかい遠回とおまわりしました
きみのどこにかれたんだろう
出逢であいまでさかのぼかんがえてみました

きみ笑顔えがおけたようなかお
微笑ほほえましくてきですが
そういうんじゃなくかなしそうなかおとき
むねけられるんです

きと(きと)けずに(けずに)ペンをいて
大勢おおぜいった写真しゃしん きみながめました

ぼくは、普段ふだん手紙てがみきません。
でも、きゅうきみ手紙てがみきたくなったんです。
んでもらえますか?」

なぜ いま ぼくきみ手紙てがみなんて
こうとしていたのでしょう?
おそらく それは きみのことをかんがえるのが
一番楽いちばんたのしい時間じかんだから

きっと(きっと)さない(さない)この手紙てがみ
何時間なんじかんもまとまらないらかしのこい
気持きもちなんてどうやってもあらわせないよ
封筒ふうとうれたのは ぼくひとごと