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何千万なんぜんまんもの生物種せいぶつしゅなかで ただひとり言葉ことば
何千万なんぜんまんもの生物種せいぶつしゅなかだれよりもたか知恵ちえ
ぼくらの名前なまえ人間にんげんです

何回言なんかいいってもつたわらないで 使つかいこなせもしない言葉ことばつめ
手入ていれもせずにりかざして つけた傷跡きずあとくすりはない

ほかのやつらはちょうさかなとりになって
身軽みがるきることに成功せいこうしてるのに
どうしておれだけを人間にんげんにしたんだい?
いち正義せいぎさえつづかないよ

神秘しんぴなるこころたぐいまれににして
あやつるつもりがおどらされ
息切いきぎれのいのちはそれでもねない
三角さんかく頂点ちょうてんにてむしいきのヒューマン

両手りょうてゆびじゃかぞれないほどに ながつづくこの寿命じゅみょう
一度二度いちどにどとふさがるこのみちひらくところまでを見通みとおしてるらしい

何千万なんぜんまんもの生物種せいぶつしゅ頂点ちょうてん本当ほんとうおれはふさわしいのかい?
きづまるおもいつめる ばかりが日々ひび仕事しごと
まっちまったきみいまここへ

いたおもいはしたくないしさぐいもつかれた
ねえこれどうやってぐの そろそろわりにします

どうしたってかぞえないよ もういでいいのかい
涙目なみだめはまだなにさがしてるよ

神秘しんぴなるこころたぐいまれににした
さあ ひからすためのかねらせ
うらんでもうらんでもフィナーレじゃわらってる
三角さんかく頂点ちょうてんのそれがつよさだヒューマン

きっとこいつならば ひとてても
いてくれると神様かみさま
なやみにいた揚句あげくぼくらをえらんだ
だから いままでびてきただろう