会あいたいのに 会あえない距離きょり
会あいたいとき 会あえないのに・・・

生うまれてからこの方かた この街まちで育そだってきたうちにとって
他所ほかの人ひとと恋こいに落おちるなんて 正直予想しょうじきよそうもしやんかった
人見知ひとみしりの激はげしいうちやのに あんたは不思議ふしぎなくらい自然しぜんに
くたびれた心こころの隙間埋すきまうめるように すぅーって入はいり込こんできたんや

出張先出向しゅっちょうさきでむいた街まちで 恋こいに落おちるなんてどうかしてるよな?
まるで恋愛小説れんあいしょうせつとかなんかでありそうな出逢であい
前まえの恋愛れんあいの傷引きずひきずったまま 癒いえずに臆病おくびょうになってた
「もう二度にどと恋こいなんて」そんな俺おれが また人好ひとすきになった

こんなドキドキいつ以来いらいやろ?こんな気持きもちはいつ以来いらいだろう?
好すきになってもええんかな?この想おもい信しんじてもいいかな?
理屈りくつじゃ抑おさえようのない感情かんじょう 止とめどなく込こみ上あげて溢あふれ出だしそう
二人ふたりの間あいだに芽生めばえた 一ひとつの愛あいの物語ものがたり

あんたの街まちとあたしの街まち
離はなれてるけどようやっていけるんかな?
あんたが帰かえる日ひに贈おくりあった
指輪ゆびわと合鍵あいかぎ それが二人ふたりの愛あいの証あかし

まだ仕事しごとかな?疲つかれてるかな? 一人思ひとりおもいながら返信へんしんを待まつ
今いまなにしてるん?どこにいるん? なんて聞きいたらあたし重おもくなる?
なんでやろう? 素直すなおになればあんたが離はなれていきそうな気きがする
記憶きおくの中なかで探さがしてる あんたの温ぬくもりとか感触かんしょく

ごめんな いつも仕事仕事しごとしごとってそればかりでさ

楽たのしげに街まちを歩あるく恋人こいびとたち見みて お前まえを想おもうよ
本当ほんとうはあんな風ふうにしたいよな? 手てつないで買かい物ものとか色いろんなことさ
それなのにせめて 隣となりにいることすらもしてやれない距離きょりが辛つらいよ

月一つきいちのデートも割わり勘かんなんて そんなカッコ悪わるい俺おれのこと
お前まえはなんで愛あいしてくれんだ? なんで信しんじてくれんだ?
そんなん急きゅうに言いわれても困こまるわ・・ うちな、あんな、えっとな・・・
伝つたえたいねんけど 上手じょうずに言いわれへん せやけどめっちゃ好すきやねん

あんたの街まちとあたしの街まち
離はなれてるけどようやっていきたいから
また次会つぎあう時ときまでのお守まもり
指輪ゆびわと合鍵あいかぎ それが二人ふたりの愛あいの証あかし

あたしの好すきを無理むりに押おし付つけて あんたの負担ふたんになりたくないから
我慢がまんできるとこまでは我慢がまんしたいんや あんたを困こまらせたくないから

お前まえの痛いたみは俺おれの痛いたみ 俺おれがお前まえを守まもり抜ぬきたい
どんなお前まえも その全すべてをさらけ出だして 必かならず受うけ止とめるから

会あえない夜よるには 指輪ゆびわをそっと撫なでて あんたを想おもうよ
会あいたい夜よるには 合鍵握あいかぎにぎりしめて お前まえを想おもうよ

今いますぐに会あいたい 本当ほんとうはもう限界げんかいで辛つらいけど
今いまを乗のり越こえて 二人ふたりの未来みらいを目指めざそう
"会あいたい"この気持きもちを 生いきる力ちからに変かえていこう
お前まえと あんたと 出逢であえたこの奇跡きせきを信しんじて

会あいたいのに 会あえない距離きょり
会あいたいとき 会あえなくても・・・