乾かわいた足音あしおと 肌はだを染そめてく月光げっこう
冷つめたいあなたの手て
剥はがれぬように引ひけた暁あかつきに
その躊躇ためらいを捨すててくれる?

明日あすを信しんじてゆける意味いみを求もとめ
どこかで壊こわれてしまった
何なにもかもが歪ゆがんで見みえた
ねぇ まだ笑わらえてる?

抱だきしめていて 忘わすれぬように
声こえもいつか届とどかなくなる
舞まい散ちる雨あめに消きえ入いりそうな
二人ふたりの足音あしおとが重かさなり
途切とぎれるまで

強つよく手てを握にぎって
今いまはそれだけでいい
それがあなたを信しんじてゆく唯一ゆういつの光ひかりで

抱だきしめていて 忘わすれぬように
声こえもいつか届とどかなくなる
舞まい散ちる雨あめに傘かさも差させない
そんな自分じぶんが悲かなしい

愛あいしていてね
こんなに脆もろくなってしまった心こころも
光ひかりを見みつめ落おちてゆく二人ふたり
やっと重かさなった
あなたの影かげと

忘わすれないでね これが終おわりじゃない事こと