雲くもがゆっくり流ながれる夜よる 窓まどから見みえる街灯がいとうをひとり
指ゆびでなぞっては繰くり返かえし
どこで間違まちがえた なんて考かんがえてます

今日きょうは月つきが奇麗きれいだよ
そんな理由りゆうじゃ電話でんわはできないよな
理由りゆうの問題もんだいじゃないか

いつもきっと二人ふたりは同おんなじように願ねがってるのに
こんな風ふうになるのはどうしてなんだろう
胸むねが痛いたいな

大事だいじな事ことは忘わすれるくせにくだらない事ことは覚おぼえてるのね
そんな風ふうに君きみは言いうけど
そんなのお互たがい様さまじゃないか

それでも気付きづけばここで笑わらってるんだから
こんなふうに二人ふたりは ゆっくり一ひとつに

例たとえば
今日君きょうきみが丸まるい地球ちきゅうの裏うらにいたって 隣となりにいたって
心こころが見みえないのは同おんなじじゃないか

このわだかまりも消きえないのならそれでいいから
分わかりあえなくても 許ゆるしあえればいい
なんて思おもってるんだよ

いつもきっと二人ふたりは同おんなじように願ねがってるから
痛いたみも悲かなしみも その柔やわらかい手ても

離はなさないでいよう