真夜中まよなか 静しずまるフロア 響ひびく靴音くつおと
真まっ白しろなタップ・シューズが 真まっ赤かに染そまっても踊おどった
ステップ・ステップ ブラッド・レッド・シューズ

馬鹿馬鹿ばかばかしいと分わかって 傷きずつき続つづけて
ただ次つぎの一歩目いっぽめで 変かわれると信しんじ続つづけて
ステップ・ステップ ブラッド・レッド・シューズ

いかれてると言いって 笑わらい飛とばしてくれよ Baby
血ちまみれの爪先つまさきで 一人ひとりきり踊おどる

まともなつもりで笑わらって 傷きずつけ続つづけて
正義せいぎを履はき違ちがえて 他人ひととは合あわない歩幅ほはばで
ステップ・ステップ ブラッド・レッド・シューズ

いかれてると言いって 何なにが正ただしいんだ Baby
痛いたみばかり覚おぼえて 何なにか忘わすれたんだ
不確ふたしかな世界せかいで 涙なみだをこぼして Baby
靴底くつぞこと命いのちを すり減へらしていく

美うつくしく舞まう蝶ちょうを 追おう三みつ児ごの魂たましい
追おいつかないままで 百ひゃくへと朽くちていくだけ
ブラッド・レッド・シューズ

いかれてると言いって 笑わらい飛とばしてくれ Baby
血ちも涙なみだもあるから 今いまを生いきる意味いみを
不確ふたしかな世界せかいで 確たしかめてみたいんだ Baby
血ちまみれの爪先つまさきで 夜明よあけまで踊おどる
ブラッド・レッド・シューズ