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いつだっただろう?
まれたまちかわ
わったかたちの
いしひろった

ぼく部屋へや
出窓でまどした
ずっと いたままで…
なんなの、これ?」
いつもかれたよ
意味いみはない」と
こたえていたけど

ぼくたちはらずに
ながされて
まるくなってくんだ
とがってたあのころ
わすれない
目印めじるしだよ

けそうになると
このいしった
いびつでいいよと
ちからをくれた

他人ひとおな
かたより
ぼくぼくでいよう
「まあいいか」と
我慢がまんしてしまうと
本音ほんねなんて
わからなくなるよ

ぼくたちはらずに
ながされて
まるくなってくんだ
とがってたあのころ
わすれない
目印めじるしだよ

わってしまうことに
ぼく不安ふあんだったから
わらぬもの
ちかくにいて きて

いま ぼく
かがみのぞ
そっと自分じぶんかお
少年しょうねんをしてるか?
あのいし おもそう

ぼくたちはそれでも
ながされず
もっと自由じゆうきるんだ
とがってる自分じぶんらしさ
いしのように つづける