悲かなしい雨あめ 濡ぬれた僕等ぼくらは
忘わすれてく 目めを伏ふせる
ただ生いきる為ために

失うしなうから大人おとなになれるんだって 振ふり向むけば 君きみが見みえない

君きみだけを抱だいて ここから逃にげて
辿たどり着ついた場所ばしょだって
何なにも無ないって 分わかってて
あの日心ひこころは震ふるえてた

雨上あめあがりの街まちで 虹にじを追おいかける様ように
未来みらいに夢見ゆめみて 人ひとは皆立みなたち上あがるだろう
笑わらいながら 握にぎった君きみの手てを
僕ぼくはずっと 放はなさないと 今誓いまちかう

気付きづけば今日きょうも 早送はやおくりの様ように
陽ひが暮くれる 誰だれも皆みな
家路いえじについてく

自由じゆうっていう翼つばさ 背中せなかにしょって 一度いちども広ひろげずに

帰かえるべき場所ばしょなんて 何処どこにも無ないと
君きみはずっと探さがしてた
独ひとりきりの夜よるに響ひびく
温ぬくもりをくれるメロディー

どこまでも続つづく終おわりない この空そらに
白しろい雲くもの様ような 言いい訳浮わけうかべて
これが僕ぼくと やっと言いえそうなんだよ
大切たいせつなモノはただ 傍そばに君きみがいればいい

そっと目めを閉とじれば 雨あめに濡ぬれてる
想おもい出での街まちもいつかは変かわる様ように
僕等ぼくら、違ちがう未来みらいを見みつめるけど

雨上あめあがりの街まちで 虹にじを追おいかけた時とき
君きみが言いった 「あの虹にじの始はじまりを見みたい」って
誓ちかいながら握にぎった 君きみの手てを
壊こわさない様ように だけど、放はなさない様ように

雨あめに濡ぬれた あの虹にじを
君きみだけに

rainbow rain