おまえの口紅くちべに とりあげて
あの海うみはるかに 投なげたっけ
こころの傷きずは かくすなよ
素顔すがおのままで いればいい
おもいで…桜貝さくらがい
さしだす白しろい 掌ての平ひらの
このぬくもりは もう離はなさない

ふりむきゃ涙なみだの 人生じんせいを
ささえてくれたね いつの日ひも
あなたは夢ゆめに 生いきるのと
信しんじた道みちを 歩あるくのと
ありがとう…桜貝さくらがい
口くちには出だして 言いわないが
忘わすれはしない そのやさしさを

ちいさな陽ひだまり 肩かたよせて
あの日ひの海辺うみべへ 帰かえろうか
ふたりで越こえた 歳月さいげつも
明日あしたからきっと 倖しあわせに
離はなれずに…桜貝さくらがい
もいちど 生うまれかわっても
命いのちはひとつ いついつまでも