アンティーク時計とけいと眠ねむらない街まち
決けっして破やぶってはいけないルール
"愛あいを忘わすれた世界せかい"

天体てんたい観測かんそくでもする様ように、君きみがヒロインとなった映画えいがに涙なみだ流ながした

望遠鏡ぼうえんきょう越ごしのフィルム
この悲劇ひげきの主役しゅやくは誰だれだい?

夜よるが訪おとずれたら月つき灯あかりのスポットを浴あび、
誰だれよりも輝かがやけば地上ちじょうから見みえる筈はずだ
あまりにも眩まぶしい星座せいざが残酷ざんこくに浮うかぶ
無なくした時間じかんだけ刻きざみ込こむ様ように

僕ぼくを貫つらぬいた回転式かいてんしきの銃じゅう
血液けつえきを噴ふき出だした奥おくに想おもいを隠かくしていた

磔はりつけられた僕ぼくは足下あしもとから火炙ひあぶりに
怪あやしく笑えみを零こぼし、「燃もやし尽つくせ。」と彼かれに告つげる

夜よるが訪おとずれたら月つき灯あかりを消けし去さり、誰だれよりも輝かがやけば地上ちじょうから見みえる筈はずだ
あまりにも綺麗きれいな星座せいざが残酷ざんこくに浮うかぶ
その一ひとつとなって君きみに会あいたい

取とり戻もどせないモノは何なに?
-僕ぼくに出来できない-
無なくした数かずだけ君きみの意思いし次第しだい

懐中かいちゅう時計どけいの魔法まほうは解とけた
この願ねがいが君きみを幸しあわせに導みちびく事ことを信しんじて