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蛍光灯けいこうとうがじゃれている
感電死かんでんしちていく
ぼくはそれをだまつめている
なんでまたむねいたいのかな

一瞬いっしゅんだけ吹雪ふぶきれる
朝焼あさやけのせいです
この部屋へやあおまれば
鬱陶うっとうしい存在そんざいひと
性懲しょうこりもいね
時間じかん厳守げんしゅあらわれて

さっきからドアの隙間すきまからているかみなが少女しょうじょしろいワンピースが似合にあ
バタバタはしまわ耳障みみざわ
御機嫌ごきげんななめなぼくかみつかんで浴槽よくそうざす

こんなつくはなしなんのためにるのか
きっと意味いみすら理解りかい出来できずに淡々たんたんうたきみ

こんなつくはなしぬまでとおせば
きっとうそうそではくなって幽霊ゆうれいえるがしてた

一瞬いっしゅんだけ炎上えんじょうして
夕焼ゆうやけのせいです
この部屋へやあかまれば

さっきから天井てんじょうかくれしているかみなが少女しょうじょくろかげつからない
あんまりかなしそうにしているから
御機嫌ごきげんななめなぼくは「仕方無しかたない…。」とはなえました

こんなつくはなしなんのためにるのか
きっといまでも理解りかい出来できずに淡々たんたんうたきみ

こんなつくはなしぬまでとおせばきっとうそうそではくなって

「ねぇ?」

こんなにもあなたは綺麗きれい
こんなにもあなたは聡明そうめい
こんなにもあなたはあなたで
こんなにもあなたをあいしてる
こんなにもあなたは透明とうめい
こんなにもあなたはうつろで
こんなにもこんなにもあなたは…あなたは…嗚呼ああ

御覧ごらん硝子がらすみたいな身体からだ
修理費しゅうりひだれれんのさ
こたえきれずにかれたはなにさえちゃんと相手あいてるのにな
はいまみれの季節きせつくろあいかぶれのまちめてく
大嫌だいきらいだ大嫌だいきら
ぼくは…ぼくは…