次つぎの角かくを曲まがればよく足あし運はこんだCAFE
記憶きおくでは曖昧あいまいだ
感覚かんかくで覚おぼえている
二人ふたりには窮屈きゅうくつな狭せまい路地ろじ無理むりに手てを繋つなぎ小ちいさ過すぎる幸しあわせを感かんじてた

甘党あまとうな君きみが何時いつも注文ちゅうもんするキャラメルマキアート頼たのみ
クリームから先さきに食たべるその仕種しぐさを真似まねしてみる
顔馴染かおなじみのウエイターはきっと不思議ふしぎがっているのだろう
この店みせは二人ふたりでしか来きたことが無なかったから

恋人こいびと達たちに咲さいた雪ゆきの華はなと零度れいど以下いかの風かぜはもどかしい距離きょり消けしてくれる筈はず
「式場しきじょうは絶対ぜったい教会きょうかい」って決きめていたね
君きみにとっては軽かるいJOKEだった?

「雪ゆきはだりぃ」と云いいながらはしゃいでしまう僕ぼくら
「似にてるね」と君きみは嬉うれしそうに白しろい息いき雑まじり
正直しょうじきに白状はくじょうしよう
実じつは何なんでも良よかったのさ
前提ぜんていに"二人ふたりでいる事こと"それだけで良よかった

甘党あまとうな君きみが何時いつも注文ちゅうもんするキャラメルマキアート頼たのみ
クリームから先さきに食たべるその仕種しぐさを真似まねしてみる
今頃いまごろ知しらない誰だれかに知しり過すぎたあの笑顔えがおで笑わらいあーんしてあげてんのかな?
あの時ときと同おなじ様ように

僕等ぼくら銀幕ぎんまく俳優はいゆうと女優じょゆうだったなら
B級びーきゅうMOVIEの様ような"再会さいかい"でHAPPY ENDへ向むかえたんだろうか
「子供こどもは男女だんじょ二人ふたり」なんて笑わらい合あったね
君きみにとっては軽かるいJOKEだった?

きっと恋人こいびと達たちに咲さいた雪ゆきの華はなと零度れいど以下いかの風かぜはもどかしい距離きょり消けしてくれる筈はず
「何時なんじまでも隣同士となりどうし」って誓ちかったでしょ?
だから僕ぼくは今いまでも
「奇跡きせきを信しんじてる」