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よみがな
りしきる あめ吐息といき
れてかたむ沈丁花じんちょうげ
ゆるされぬ あのひと二人ふたり
しのびあるく 坂道さかみち
おもれない ひとだから
おもれない こいだから
ひたむきに えるこころ
二人ふたりでいても 何故なぜさみしい
夜明よあけの 裏通うらどお

みなとまで つづく舗道ほどう
しろくこぼれる 沈丁花じんちょうげ
こんなこと していたら 駄目だめ
あつむねいてる
わすれられない ひとだから
わすれられない こいだから
なおさらに つのるこころ
あめんだら あめ風吹かぜふ
夜明よあけの 裏通うらどお

おわりかけてる ひとだから
おわりかけてる こいだから
ひとときに けるこころ
くもざしがえる
夜明よあけの 裏通うらどお