右みぎに街まちの灯ひ 左ひだりに玄海げんかい
夜よるをひき裂さく 汽車きしゃが行ゆく
顔かおをかくして 関門かんもんくぐれば
やっと あなたと同おなじ席せき
ああ ひとり旅たびする 女おんなのふりして
窓まどをみつめていたけれど
みちゆき 博多発はかたはつ ふたりづれ
とべない女おんながとびました

瀬戸せとのいさり火び 山手やまてのともしび
みかんむく手てがふるえます
誰だれも知しらない恋こいゆえ悩なやんで
過すぎた一年いちねん 想おもい出だす

ああ こんな私わたしを許ゆるしてください
きっと しあわせつかみます
みちゆき 博多発はかたはつ ふたりづれ
とべない女おんながとびました

ああ こんな私わたしを許ゆるしてください
きっと しあわせつかみます
みちゆき 博多発はかたはつ ふたりづれ
とべない女おんながとびました