いのちを刻きざむ 恋こいもある
さだめに捨すてる
夢ゆめもある
口くちには出だせない
こころの傷いたみ
夜よるにかくれて
未練みれんに泣ないて
ああ ゆれて流ながれる
おんな川がわ

おんなの胸むねの 灯ともしびは
ふりむくたびに
遠とおざかる
二人ふたりで生いきても
哀かなしいものを
連つれにはぐれた
ひとりの身みには
ああ つらい噂うわさの
夢ゆめしずく

まっすぐ行ゆけば
つき当あたる
後うしろへ戻もどりゃ 元通もとどおり
小ちいさなしあわせ
なぜすれちがう
せめて明日あしたは
いい日ひが欲ほしい
ああ どこへ流ながれる
迷まよい川がわ