俺おれをこの世よに
残のこしてひとり
死しぬ奴やつあるかと
泣ないたひと
姿すがたかたちが
見みえなくたって
そばにいますよ
あんたのそばに
咲さいて散ちっても
心こころは一ひとつ
だって わたしは
だって今いまでも
あんたに首くびったけ
(セリフ)
あんた、 もう
泣なかんといてぇな…
(セリフ)
花はなかて咲さいて散ちるから
実みを結むすぶやろ
(セリフ)
この世よで散ちった
二人ふたりの花はなも
(セリフ)
いつかは きっと実みを結むすぶ
そう思おもうやろ…
なぁあんた
夢ゆめをさがして
旅たびから旅たびへ
ないない尽づくしの
ふたり連づれ
思おもい出だします
あれこれ全部ぜんぶ
喧嘩けんかしてても
しあわせでした
もしも人生じんせい
疲つかれたときは
思おもい出だしてね
遠とおいあの日ひの
一途いちずな心意気こころいき

時ときが過すぎれば
あんたも きっと
わたしのことなど
忘わすれるわ
いいの しばしの
さよならだから
生うまれ変かわって
逢あうその日ひまで
待まっていますよ
あの世よとやらで
だから それまで
だから元気げんきで
しあわせ祈いのります