とある小ちいさな
海岸沿かいがんぞいの町まち
俺おれはお前まえと 出会であった
ほこりっぽい
トラックのクラクション
あせたドライブインの
片隅かたすみにお前まえはいた
恋こいにおち とりこになった
だけど心こころはなれ
いつか別わかれてきた
ひとときは戯たわむれか
返かえすすべも知しらない
さざ波なみのような
傷きずだけが残のこった
Blue letter
涙なみだのつぶで綴つづったような
Blue letter
きれぎれの文字もじが
俺おれを痛いためつける
車くるまをとばし
港みなとに行いったもんさ
桟橋さんばしにもたれ
二人海ふたりうみを眺ながめてた
その年としお前まえを
はらませてしまうまで
おだやかに晴はれた
夏なつは続つづいた
Blue letter
涙なみだのつぶで綴つづったような
Blue letter
きれぎれの文字もじが
俺おれを痛いためつける

車くるまの残骸ざんがい
立たちならぶ浜辺はまべ
元気げんきだと書かいて
よこした便たより燃もやして
かつて輝かがやいてた
二人ふたりだけの浜辺はまべ
今いまはあともなく
深ふかい闇やみの中なか
シャツを脱ぬぎすて
海うみに入はいってゆく
暗くらくうねる波なみの中なかに
俺おれは入はいってく
もろかった月日つきひと
おとせるはずのない
罪つみとお前まえのために
今夜涙こんやなみだを流ながす
Blue letter
涙なみだのつぶで綴つづったような
Blue letter
きれぎれの文字もじが
俺おれを痛いためつける
Blue letter
涙なみだのつぶで綴つづったような
Blue letter
きれぎれの文字もじが
俺おれを痛いためつける
Blue letter・・・