きこえるはずない
汽笛きてきを聴きいて
飲のめば泣なきそな
ひとり酒ざけ
ついてゆきたい
ついてゆけない
燃もやす切符きっぷの 残のこり火びが
あなた消きえます
あなた消きえます 越前岬えちぜんみさき

しあわせ欲ほしがる
女おんなの夢ゆめが
いつかあなたを
駄目だめにする
これでいいのね
悔くいはないのね
遠とおくなるほど 逢あいたくて
あなた恋こいしい
あなた恋こいしい 越前岬えちぜんみさき

おまえの明日あしたは
ふたりの明日あした
そんなあの夜よの
腕うでまくら
忘わすれたいのに
忘わすれられない
ひとり紅べにひく とまり木ぎで
春はるを待まちます
春はるを待まちます 越前岬えちぜんみさき