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よみがな
れてまくら
かわかぬうちに
こい半端はんぱ
三国越みくにご
みれんのこして
旅路たびじをゆけば
やま紅葉もみじあいだから
いて見送みおく
きみのような
時雨月しぐれづき

かぜかれて
かさなりった
落葉おちばみたいな
こいだから
義理ぎりそうと
指切ゆびきりしても
わかれまぎわの ためいき
うしろがみひく
たびになる
時雨月しぐれづき

こころつなげる
妻篭つまごあか
えぬつらさを
さそうだけ
たびねぐら
さすらい稼業ぐらし
むねつるした 似顔絵にがおえ
きみ一緒いっしょ
える木曽路きそじ
時雨月しぐれづき