水みずの面流おもてながれる
木々きぎの風かぜが
スケッチブックに
揺ゆれている
思おもうままに描えがいた
絵姿えすがたには
愛いとしいあなた
面影おもかげが
胸むねの中なかに小鳥ことりを
抱だいてるような
はばたける想おもい
愛あいのよろこび とこしえ

水みずの流ながれ 静しずかに
なるところに
ボート遊あそびの
乙女おとめたち
遅咲おそざきのバラが今いま
息いきをかえして
美うつくしく若わかいあなた
見みつけた みずうみ

忘わすれない 苦くるしんでた
あのひとのことは
あなたを 私わたしの手てに
返かえしてくれたひと
胸むねの中なかに 小鳥ことりを
抱だいてるような
はばたける想おもい
愛あいのよろこび とこしえ
水みずのおもて 流ながれる
時間じかんだけゆく