つま先立さきたてて海うみへ
モンロー・ウォーク
して行いく
いかした娘むすめは誰だれ？
ジャマイカあたりの
ステップで
眼めで追おう男おとこたちを
無視むしして腰こしをひねり
ブロンズ色いろの肌はだ
光ひかりになまめき弾はずむ
昼下ひるさがりの
ざわめく浜辺はまべ
噂うわさのうず
巻まき込こむ潮風しおかぜ
胸元むなもとの汗あせキラリ
眼めのやり場ばにも困こまる
口説くどき落おとしたい君きみ
素知そしらぬ素振そぶりも
セクシー

ハスキー掠かすれた声こえ
ふいに耳みみに飛とび込こむ
てっきり君きみの声こえと
心こころはそぞろにスイング
期待きたいむなしく散ちって
ほんの風かぜの空耳そらみみ
砂すなの上うえのラジオ
苛立いらだちまぎれに キック
熱あつい視線しせん
君きみに注そそいで
脚あしにからむ
白波しらなみうらめしい
ビキニのひもがすべり
みんなをハラハラさせて
どこ吹ふく風かぜの君きみ
すべてがたまらず
セクシー
やがて海うみは
淡あわいたそがれ
うたたねする
キュートなエンジェル
濡ぬれた体乾からだかわいて
金色きんいろにうぶ毛光げひかり
夕日ゆうひに抱だかれる君きみ
すべてがたまらず
セクシー
すべてがたまらず
セクシー・ユー