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一夜いちや千夜せんや
くらべてみて
どちらをえらぶと
たずねながら
さくらはな
るのをつめ
こんどは ほたるのとき
そのぎて
紅葉もみじ季節きせつ
やがては ゆき
あいして つづいて
っていても
そのとき そのとき
一夜いちやかぎり

すっかり馴染なじんだ
うでのまくら
いいゆめみたいと
ねがいながら
ふけのつき
くもるをなが
夜風よかぜに ためいきつく
もうあさなんだ
あと一時間いちじかん
あなたは 寝息ねいきだけ
あいして つづいて
っていても
そのとき そのとき
一夜いちやかぎり

おもえばはるかな
とき彼方かなた
つむいだあいさえ
かぞえきれず
何度なんどかみかたちえて
だんだん みじかくなる
そういう こころ
あなたのむね
すこしは ひびくでしょう
あいして つづいて
っていても
そのとき そのとき
一夜いちやかぎり