泣なかないで… 溢あふれ出だす涙なみだを拭ふいて
去いかないで… あの夏なつは夢ゆめ
現在いまは想おもい出でに残のこるひととき

涙色なみだいろした貝殻かいがらに 熱あついため息いきが出でる
恋こいの行方ゆくえも知しらないで
アイドルみたいにシビレてた
Ahアー, それは せつないだけのLongロング Vacationヴァケーション

優やさしさも裏切うらぎりも身体からだごと受うけ止とめて
波音なみおとに揺ゆれながら Ahアー, 愛あいされてた

泣なかないで… 何なにもかも心こころせつなく
去いかないで… 太陽たいようの下した
口くちづけを交かわす夏なつのまぼろし

君きみと遊あそんだ海岸かいがんで 夜毎面影よごとおもかげを見みる
波なみが脱ぬがせたハイヒール
生命いのちの限かぎりに口説くどいてた
Ahアー, きっと忘わすれるためのLongロング Vacationヴァケーション

陽ひに灼やけた頬寄ほほよせて悪戯いたずらに搦からみ合あい
抱だき寄よせた胸元むなもとは Ahアー, 恋こいに濡ぬれた

抱だきしめて… もう一度いちどだけ俺おれを見みつめて欲ほしい
黄昏たそがれて… 渚なぎさのステージに
月明つきあかりだけがついて来きたのさ

Mmムー…
あなただけを

誰だれかが落おとした 麦藁帽子むぎわらぼうしが
波なみにさらわれて 夏なつが終おわる

泣なかないで… 太陽たいようの下した
遠とおいまぼろしの恋こいをしたのさ

あなただけを
愛あいし続つづけて…