「秋桜」の歌詞 いきものがかり

星ほしの瞬またたく世界せかいにも 君きみの声こえは無力むりょくだろう
息いきを殺ころし奪うばう想おもいも 苦痛くつうを来きたすだけ
張はり詰つめてる狂くるった状況じょうきょう 誘惑ゆうわくに耐たえるのが日常にちじょう
つぶらな瞳めに惑まどわされる そしてまた日ひは沈しずむの

恐おそれるは繰くり返かえす嫉妬しっと あなたには見みえないでしょう
曝さらけ出だす機会きかいを待まって 見上みあげた空そらには三日月みかづきが浮うかぶの

不埒ふらちな柵しがらみをほどき あたしの胸むねは疼うずき出だしてく
不適ふてきな笑えみに埋うもれた その愛あいは嘘うそだわ

離はなれぬまま 届とどかぬまま 動うごかぬ愛あいは溶とけるでしょう
気付きづかぬなら 忘わすれ得えぬなら 無理むりに押おし殺ころす あたしの気きもそぞろ
I just say「yes」. I just say「yes」.

きらびやかを纏まとったとして 後あとに何なにが残のこるでしょう
渦巻うずまくは欲望よくぼうの煽あおり 少すこし濡ぬれた香かおり
世知辛せちがらいな世間せけんと知しって 見みえ隠かくれするのも無常むじょう
産うぶなあなたの声こえに酔よって 夜明よあけの空そらには明星みょうじょうが光ひかるの

よこしまな恋こいの果はてに 行いきつくべき場所ばしょなど知しれたもの
思おもいとどまれてるなら この傷きずも消きえるわ

遍あまねく理想りそう 心こころは無想むそう 声こえに出だしたなら砕くだけよう
凛りんとしたその 心こころの模様もよう 手てに入いれたいと願ねがうのも無様ぶざまだわ
I just say「yes」. I just say「yes」.

不意ふいに消きえてしまう時間じかんも “思おもい出で”と呼よべるなら
昨日きのうだって 明日あしただって 今いまだって 誇ほこれるわ

離はなれぬうち 届とどかぬうち あたしの愛あいを溶とかしましょう
気付きづかぬから 忘わすれ得えぬから 時雨しぐれの秋桜コスモスと ともにちるのでしょう

離はなれぬまま 届とどかぬまま 動うごかぬ愛あいは溶とけるでしょう
気付きづかぬなら 忘わすれ得えぬなら 無理むりに押おし殺ころす あたしの気きもそぞろ
I just say「yes」. I just say「yes」.