「あじさいの花が咲く頃に」の歌詞 かりゆし58

自じ転てん車しゃを押おして歩あるいてた 坂さか道みちでふと気き付づいたんだ
アジサイの花はなが散ちってたのを
中なかには寒さむい冬ふゆまで枯かれない とても強つよい花はななんだよ 少すこし照てれたように話はなす君きみ

日ひが落おちて暗くらいから君きみの横よこ顔がお見みてた 目めが合あいそうになって焦あせる
「手てを繋つなごう」それは一瞬いっしゅんの事こと 上うえには雲くも一ひとつない夜よ空ぞら

「すごい 魔ま法ほう みたい」空そらにきらめく星ほしたち 繋つないだ手て離はなさない
光ひかりを指ゆび差さした君きみが そっと呟つぶやいた「これが僕ぼくらの世せ界かいだよ」
その瞬しゅん間かんも時計とけいの針はりは動うごいていた

晴はれの日ひはしばらく続つづくから いつだって見みえるよ星ほしなんて
ぬるい雨あめが少すこし懐なつかしい
2人ふたりで見みる事ことに意い味みがあるんだ 分わかってるよそんな事こと ただ当あたり前まえにしたいだけ

いつもの帰かえり道みち遠とお回まわりして良よかった もう会あえなくなるのも分わかってたから

誰だれかを深ふかく思おもう事ことが辛つらいなんて その時ときは思おもわない 離はなれてしまう事ことも
キレイな物ものと思おもってた それを強つよく言いい聞きかせた
悲かなしくなるほど 自じ分ぶんに嘘うそついた

「移うつり気ぎ」「無む情じょう」「自じ慢まん家か」「傲ごう慢まん」「辛しん抱ぼう強づよい愛あい情じょう」 アジサイの花はな言こと葉ばらしい
さぁ僕ぼくは何なにを選えらぼう

「すごい 魔ま法ほう みたい」夜よるは2人ふたりに朝あさを連つれてくるだろう
「離はなれたくないよ」
「見みてほら流ながれ星ぼし」聞きこえないふりをした
2人ふたりだけの秘ひ密みつの夜よる また会あえるさ
あの花はなの季き節せつに