「青葉城恋唄」の歌詞 さとう宗幸

広瀬川ひろせがわ 流ながれる岸辺きしべ
想おもい出では かえらず
早瀬はやせおどる光ひかりに
ゆれていた 君きみのひとみ
時ときはめぐり また夏なつが来きて
あの日ひと同おなじ 流ながれの岸きし
瀬音せおとゆかしき 杜もりのみやこ
あの人ひとは もういない

七夕たなばたの かざりはゆれて
想おもい出では かえらず
夜空よぞらかがやく星ほしに
願ねがいをこめた 君きみのささやき
時ときはめぐり また夏なつがきて
あの日ひと同おなじ 七夕たなばたまつり
葉はずれさやけき 杜もりのみやこ
あの人ひとは もういない

青葉通あおばどおり 薫かおる葉はみどり
想おもい出では かえらず
木こかげこぼれる灯火ともしびに
ぬれていた 君きみのほほ
時ときはめぐり また夏なつがきて
あの日ひと同おなじ 通とおりの角かど
吹ふく風かぜやさしき 杜もりのみやこ
あの人ひとは もういない

時ときはめぐり また夏なつが来きて
あの日ひと同おなじ 流ながれの岸きし
瀬音せおとゆかしき 杜もりのみやこ
あの人ひとは もういない