「颱風」の歌詞 はっぴいえんど

四辺あたりは俄にわかにかき曇くもり
窓まどの簾すだれを洌つめたい風かぜが
ぐらぐらゆさぶる
正午しょうごのてれびじょんの天気予報てんきよほうが
台風第二十三号たいふうだいにじゅうさんごうの
接近せっきんを知しらせる
空そらを鼠色ねずみいろの雲くもが
迅はやく迅はやく迅はやく迅はやくはしり風かぜは
どんどんどんどんふいてくる
台風台風たいふうたいふう
どどどどどっどー
どどどどどっどーみんな吹ふきとばす

街まちはしーんと闇くらくなり
樋といからあふれ落おちた水みずは道みちの真まん中なかを
我物顔わがものがおですべる
地面じめんでぴしぴしとびはねる
雨あめは天てんの投なげ飛礫つぶて
地上ちじょうの洗濯せんたくに
風かぜと雨粒あまつぶは我武者羅がむしゃらにそこら一面いちめん
ぐるぐるぐるぐる踊おどりまわる
台風台風たいふうたいふう
どどどどどっどー
どどどどどっどーみんな吹ふきとばせ