「ビードロ模様」の歌詞 やなぎなぎ

探さがしていた 好すきになる理由りゆうを
もっともらしい言葉ことばだとか

気きづいたとき 糸いとは縺もつれ合あって
固結かたむすびがひどくなってた

躊躇ためらわないで言いえたのなら

君きみはもう泣なかないの

雲くもの形かたち 突つき抜ぬける想おもいの衝動描しょうどうえがく
漂ただよう真夏まなつの香かおりに 何度なんども思おもい出だしてる
誰だれか触ふれた軌跡きせきだけ
夕立ゆうだちのように ぽつりと色いろが染しみだしていた

レンズ越ごしに眺ながめてた世界せかいは
他人事たにんごとのように映うつり

失なくしていた気持きもちを知しった時とき
僕ぼくらの時間じかん 動うごき出だした

秤はかりにかける恋こいの質量しつりょう

どうしたって釣つり合あわない

空そらの形かたち 焼やき付つける
銀ぎんの向むこうまで
日差ひざしの眩まぶしさ 温度おんども 残のこらず全部欲ぜんぶほしい
誰だれか歩あるいた道みちにだけ 続つづいてく光ひかり
硝子ガラスに反射はんしゃして降ふり注そそぐ

答こたえを出だしたその先さきに
どんな未来みらいが続つづいても
好すきだと言いいたい
君きみに好すきと言いいたい

確たしかにあった あの夏なつを
幼おさない記憶きおくを
閉とじ込こめ 遠とおく 海うみへと飛とばそう