「戦場のチェリー」の歌詞 ゆう

あんなちかくにかみなりのおとがなる
こんなじこくにたいようがあげたひめい

さっきまでの笑顔写真えがおしゃしんには納おさめてない
昨日出来きのうできたばかりのパン屋やの上うえに飛行機ひこうき
マグニチュード地割じわれはどこまで行ゆく
アーミー柄がらは歩あゆみをさまたげる
泣なきわめく空そらに逃にげまどう羊ひつじの群むれ
昨日買きのうかったばかりの自転車じてんしゃに砂すなの雨あめ

線上せんじょうの声こえはふさいだ耳みみのむこうで
わずかな光ひかりそれを探さがしているんだろう
天国てんごくへ行ゆけば痛いたみも災わざわいもなく
こんがりと焼やけた記憶きおくも失うせるというの?

あんたの顔かおにこぼれ落おちるのは何なに?
青あおい涙なみだか 青白あおじろい悪魔あくまか
透すき通とおる真珠しんじゅに人ひとを殺あやめる影かげ
見みたくもない事実じじつそれが今夜こんやのお知しらせ

線上せんじょうの糸いとはあなたの{指はな}れて
あたしとのつながりそれをも絶ゆびを{離たやすんだろう
天国てんごくへ行ゆけば再ふたび匂においをかぎわけ
それだけをたよりに再ふたたび会あえるというの?

感慨かんがいの糸いとはあたしの無念むねんをとびこえて
今いまを得えた喜よろこびそれへととって変かわって
大切たいせつな人ひとの笑顔えがおととって変かわって

無責任むせきにんで頼たよりないあたしをどうか許ゆるして