「慈愛への旅路」の歌詞 ゆず

しぼみかけた夢ゆめ カバンの奥おくに押おし込こんだ
市営しえいバスの窓まどに 映うつるのは疲つかれ果はてた顔かお
飲のみ込こんだ言葉ことば 消化不良しょうかふりょうを起おこしたけど
人ひとゴミの中なか つじつま合あわせ紛まぎれこんでゆく

あきらめそうな 心こころに君きみが呼よびかける
それはまるで差さし込こむ光ひかり
閉とじ込こめてた 想おもい 蘇よみがえる

「もう一度いちど」って もう一度いちど 君きみに逢あいに行ゆく
あの日ひ 止とまったままの時計とけいの針はりが もう一度いちど
動うごき出だした
描えがいた夢ゆめの 続つづきを叶かなえるために
新あたらしいページをめくり 僕ぼくは刻きざむ
Never ending story

しおれかけた花はな カビンの中なかに飾かざられたまま
終おわりゆく運命さだめ 時ときは無常むじょうに流ながれてゆく

生いきる意味いみに 迷まよい立たち止どまる時とき
一人ひとりじゃないと教おしえてくれた
嬉うれしくって 涙なみだ こみ上あげる

「もう二度にどと」って もう二度にどと 君きみを離はなさない
今いまを この胸むねに強つよく抱だきしめたら もう二度にどと
忘わすれないんだ
選えらんだ道みちは どこまでも明日あすへ繋つながってく
真まっ白しろなページに記しるす この心こころが
示しめす通とおり

灰色はいいろの世界せかいに 解とき放はなたれてく
押おし潰つぶされそうな 重荷おもにを背負せおって
早はやすぎる流ながれに背中せなかを押おされて
噛かみ締しめる間まもなく 急せかされてゆくけど
こうして織おり成なす想おもいが
誰だれかと出逢であい また微笑ほほえみに
変かわってゆくのなら…

遠とおくまで もっと奥おくまで 探さがし続つづけるよ
その先さきにある光ひかりを僕ぼくは信しんじる

「もう一度いちど」って もう一度いちど 君きみに逢あいに行ゆく
届とどけ あるがままの心こころの声こえ 何度なんどでも
響ひびかせるんだ
願ねがいは消きえず 限かぎりない愛あいへ踏ふみ出だす旅路たびじ
悲かなしみを乗のり越こえて また一ひとつ刻きざむ歴史れきし
魂たましいは繰くり返かえす 果はてしない
Never ending story