「四月戦争」の歌詞 アーバンギャルド

「君きみの裸はだかを見みてから、死しね」って云いった
赤紙あかがみみたいラブレター
僕ぼくは鏡かがみに向むかって云いった
「君きみが好すきです」って云いった

恋こいは戦争せんそう 四月しがつは恋こいの季節きせつ
ここは戦場せんじょう 死屍累々ししるいるいだけど
恋こいは桃色ももいろ 四月しがつは始はじまりの季節きせつ
無条件幸福むじょうけんこうふくの臨時りんじニュース

恋こいに落おちて 命落いのちおとした瞬間しゅんかんに
桜さくらの花はなになって
恋こいが消きえて 言葉ことばなくしたときは
パラシュートひろげて

第二次だいにじサクラ大戦たいせんの報しらせは
玉音放送ぎょくおんほうそうみたいラブソング
A級戦犯きゅうせんぱんの僕ぼくは
B級映画きゅうえいがの君追きみおいかけ

モールス信号しんごうもう一度送いちどおくり
空襲くうしゅうのリビドーに火ひをつけろ
スカートにゼロ戦飛せんとばせ
ショーツの白旗しろはたから日ひの丸まるに変かえてみせろ
少女しょうじょが二度死にどしぬために

恋こいが燃もえて 命燃いのちもえ尽つきる瞬間しゅんかんに
桜さくらの花はなになって
恋こいがゆれて ここで墜落ついらくしても
笑わらって許ゆるしてね

君きみのこと好すきすぎて君きみになってしまいそう
僕ぼくのことが嫌きらいで僕ぼくは消きえてしまいそう
君きみのこと考かんがえて君きみが燃もえてしまいそう
僕ぼくのことも忘わすれて灰はいになってしまいそう

恋こいに落おちて 命落いのちおとした瞬間しゅんかんに
桜さくらの花はなになって
恋こいが消きえて 言葉ことばなくしたときは
パラシュートひろげて