「夏陰～なつかげ～」の歌詞 スガシカオ

言葉ことばが いま詰つまってしまったら
ぼくらの夏なつは ここで終おわってしまいそう
上手じょうずに笑わらえてる自信じしんなんか
あるわけないのに…でも笑わらった

踏ふみつぶしたカカトを はきなおしたら
ため息いきを ぐっと飲のみ込こんで 歩あるきだそう

夕暮ゆうぐれを抜ぬけていく風かぜは 秋あきのにおいを含ふくんでる
ずっと今日きょうと同おなじ日々ひびが 願ねがわなくても 続つづくと思おもってた…

開あけっ放ぱなしの窓まどの向むこう側がわで
ゆがんだサイレンの音おとがしている
どれくらいの速度そくどで いま
未来みらいに向むかって歩あるいているんだろう?

ぼくらが生いきていく理由りゆうなんて
きっと ちっぽけな答こたえしかないって気きがするんだ

ねえ もし かなうなら どんな願ねがいをひとつ選えらぶと思おもう?
ずっと 思おもいめぐらしていたら 足下あしもとまでもう 夜よるが来きていた

あの日ひスタートの合図あいずで 走はしり出だしてしまったぼくらに
いまさら もう わざとらしいゴールなんかなくてもいい
もし かなうなら どんな願ねがいをひとつ選えらぶと思おもう?
ずっと 思おもいめぐらしていたら 足下あしもとまでもう夜よるが来きていた