「奇跡」の歌詞 スガシカオ

いま 奇跡きせきが起おこりそうな予感よかんに
抑おさえきれないくらい 胸騒むなさわぎがするけど…

落書らくがきで うまった白しろい壁かべ
やけたロードショウのポスター
昼間ひるまのマンガ喫茶きっさのうすいジュース
照てり返かえしてる太陽光たいようこう

ユメと希望きぼうって言いったって
ちょっと疑うたがわしくって…
胸むねが破裂はれつしそうな
刺激的しげきてきな夏なつが欲ほしいんだ

いま 奇跡きせきが起おこりそうな予感よかんに
抑おさえきれないくらい胸騒むなさわぎがするけど
きっと ぼくと同おなじ この瞬間しゅんかんを
世界せかいのどこかで 君きみも感かんじているはず

焼やけついた砂すなのすれる音おと
光化学こうかがくスモッグ警報けいほう
隣となりの家いえの犬いぬが鳴ないている
町中まちじゅうのダルイ空気くうき

無限むげんの未来みらいと自由じゆうって
なんか薄うすっぺらくって…
息いきがとまっちゃうくらいの
そんなバイブレーション 求もとめてたんだ

いま 自分じぶんが変かわれそうな予感よかんに
気きづいたら ちょっと ニヤけてしまうけれど
こんな気持きもち いつも冗談じょうだんみたいに
消きえてしまうから 誰だれにも言いわないようにしよう

記憶きおくの中なかの あの景色けしき 遠とおくで雨あめの降ふる におい
加速かそくする夏なつの日々ひび

いま 奇跡きせきが起おこりそうな予感よかんに
抑おさえきれないくらい 胸騒むなさわぎがするけど
きっと ぼくと同おなじ この瞬間しゅんかんを
世界せかいのどこかで君きみも感かんじているはず

いま 自分じぶんが変かわれそうな予感よかんに
気きづいたら ちょっと ニヤけてしまうけれど
こんな気持きもちいつも冗談じょうだんみたいに
消きえてしまうから 誰だれにも言いわないようにしよう