「遠き恋はまだここに」の歌詞 スムルース

最終電車さいしゅうでんしゃを気きにしながら 駅えきまで歩あるく深夜しんやの商店街しょうてんがい
揃そろわない足音あしおとだけが響ひびく キミは言葉ことばより先さきに泣ないていた

散々話さんざんはなし合あってきたとしても 自分以外じぶんいがいの何なにを憎にくめばいい?
キミは東京とうきょう ボクは大阪おおさかで それぞれの夢ゆめを選えらんで進すすむことになる

もろいところ強つよがって
「だいじょうぶだよ」と言いったら
すごく泣なきそうになった

こうして今いま 思おもい出だしてるよ
キミの笑わらったえくぼを 初はじめてのデートを ぱっとしない映画えいがを
夏なつの線香花火せんこうはなび 秋あきの清水寺きよみずでら 平凡へいぼんな毎日まいにちも特別とくべつだった
思おもい出では心こころの隙間すきまをこじあけて 触ふれるだけで悲鳴ひめいあげた
遠とおき恋こいはまだここに

部屋へやに帰かえったとたんの後悔こうかいで キミより大切たいせつなものはないのに
夢ゆめは理由りゆうさ なくして知しったのは ボクがただ臆病おくびょうだったということ

すべて失なくしてしまうなら
初はじめから何なにもいらないと
ふさぎこんで当あたり散ちらした

こうしてまた 思おもい出でしてるよ
キミの結むすんだ髪留かみどめを 忘わすれてた記念日きねんびを ちゃんとしない化粧けしょうを
冬ふゆのルミナリエ 春はるの桜並木さくらなみき 平凡へいぼんな毎日まいにちも特別とくべつだった
思おもい出では心こころの奥おくまで広ひろがって 包つつむように染しみ渡わたった
遠とおき恋こいはまだここに

平たいらにみえるこの道みちも
雨あめが降ふったら水溜みずたまり
ずっと忘わすれていただけで
誰だれの心こころもデコボコしてる

こうしてまた 思おもい出でしてるよ
キミよ 消きえないで どうかこの恋こいを 終おわりにしないで
本気ほんきのわがままも 簡単かんたんなくちづけも 平凡へいぼんな毎日まいにちが特別とくべつだった
思おもい出でが心こころの底そこから噴ふき出だして あたたかく つきささる
遠とおき恋こいはまだここに