「明星」の歌詞 トータス松本

黒くろいアスファルトの上うえ
赤あか、青あお、黄色きいろのチョークで絵えを描かく
子供こどもらはオレンジ色いろの夕焼ゆうやけ小焼こやけを
なごり惜おしそうに家路いえじを急いそぐ
また明日あした

この頃ごろあのバカ 連絡れんらくないけど
アメリカ行いったかな
そういえば今朝けさ ぜんぜん関係かんけいないヤツに
留守電入るすでんいれたの 今気いまきづいたよ

あのコにあいたい
あのコにあいたい 夢ゆめでもいいから

何なにもかも 間違まちがいじゃない
何なにもかも ムダじゃない
たったひとつの輝かがやきになれ
人ひとはみな一度いちどだけ生いきる

「地球ちきゅうにやさしく」って言いわれても
何なにすりゃいいのかよ
それよりオレにもやさしくしてくれよ
頑張がんばってるんだから
タバコも吸すわずに

パソコンがなんだ
検索けんさくがどうした
答こたえは見みつけたか
最終電車さいしゅうでんしゃで拾ひろったマンガを読よんだら
涙なみだが止とまらない

腹はらが減へったな 何なんか食たべたい
何なんか食たべよう あったかいものを

何なにもかも 間違まちがいじゃない
何なにもかも ムダじゃない
たったひとつの輝かがやきになれ
人ひとはみな一度いちどだけ生いきる

思おもいがけず流ながれた涙なみだで自分じぶんに気きづく
きのうまでは知しらなかった人ひとと抱だき合あえる喜よろこび
汚けがれずに生いきるのは難むずかしい
きれいなままで死しにたいぜ
いや 死しにたくないぜ

何なにもかも 間違まちがいじゃない
何なにもかも ムダじゃない
たったひとつの輝かがやきになれ
人ひとはみな一度いちどだけ生いきる