「A.」の歌詞 ムック

電線でんせん 駒切こまぎる 鈍にぶい空そら
そこら中散じゅうちらばる 夢ゆめの蹟あとが邪魔じゃまで
こんな街まちじゃ君きみのことも探さがせやしない

気きづけばここまで走はしり抜ぬけ
大事だいじな物ものさえ切きり捨すてた答こたえは
鈍にぶい空そらに染そまったまま散ちらばってる

背伸せのびし続つづけた僕ぼくら ずっと靴擦くつずれの足あしで
描えがき続つづけた夢ゆめはこんなんじゃない
時ときに 君きみを思おもい出だす あの日ひ、口くちにした言葉ことば
小ちいさな憧あこがれは今いまも胸むねを締しめ付つけて

例たとえば今日きょうが何時いつかの答こたえだろう?
ちっぽけだった 憧あこがれを履はき違ちがえ 君きみの手てを
振ふりほどいた あの空そらは どこまでも 青あおかった
言葉ことばもなく 音おともなく 流ながれてく 流ながれてく
雲路くもじの果はて君きみの涙なみだ

走はしり続つづけてた僕等ぼくら ずっと靴擦くつずれの足あしで
描えがき続つづけてた夢ゆめは行いき場ばを無なくしてさまよう
不意ふいに君きみを思おもい出だす あの日ひ、口くちにした言葉ことば
小ちいさな憧あこがれは今いまも胸むねを締しめ付つけて

こんな街まちじゃこんな僕ぼくじゃ君きみのことを探さがせやしない
鈍にぶい空そらに染そまったまま散ちらばってるのは誰だれの夢ゆめ?

例たとえば今日きょうが何時いつかの答こたえだろう?
ちっぽけだった憧あこがれの上うえに立たって
見上みあげた空そらは どこまでも青あおかった
記憶きおくの中なかで 音おともなく 流ながれてく 流ながれてく
雲路くもじの果はて 君きみの涙なみだ