「サイコロ」の歌詞 一青窈

早はやく会あいたくて、を
違ちがう男ひとから言いわれて
脳内火山のうないかざんみたい
それはそれなりに嬉うれしい
嫌やな気きしないよね
居場所いばしょがないならここにおいでよ
まるごとあっためたげる
ものの見事振みごとふり回まわされ 宙ちゅうぶらりん
スイカの種たねみたいに あぁ
あきらめられないのは
芽めが伸のびてしまうんだ
転ころがるたびいつも違ちがう目めで
あなたのこと憧あこがれた
あたしサイコロ あなたにふりだし
一休ひとやすみもできないわ
あがれない まだ

虫むしのお知しらせでドキドキする程ほど
守まもりたいもの探さがして
閑古鳥泣かんこどりないたら丁度ちょうどおしまい
なんて昔むかしの話はなしのね 門限もんげんすらもうないし
電波でんぱひろいながら
残のこしといた留守電るすでんの声こえ
かけら何度なんどとりだして あたしイチコロ
淋さびしいからって悪わるいこともできないわ
少すこしなら いい?

ふってもふられてもあなた思おもう気持きもちに終おわりがないの
だからうらみっこなしだよ

躓つまずいてもやさしいあなた
手てのひらの上うえで踊おどる あたしサイコロ
いつかはめでたし
一休ひとやすみもいいのかな あがりたい いま