「final call」の歌詞 一青窈

このごろね
あたしはなぜか真夜中まよなかは駄目だめみたい
ビルの灯あかり見みて泣なけてきちゃうの
だってあれ
あたしのためにはちっとも光ひかってない
飛行機ひこうきみたいに飛とべないし
私あたしを照てらしてはくれない

このあいだ
ろうそくの灯あかりに泣ないたんだ
誕生日嬉たんじょうびうれしいことが分わからなくなったの
だってあれ
こぼれてく砂すなを見みつめてもキリがない
カラの砂時計戻すなどけいもどしても
一ひとつずつ落おちていくだけだもの

次つぎに会あうときにはfinal call そんなに時間じかんはないから
瀬戸際せとぎわよだからだからだからだから体からだからはじめて
次つぎに会あうときにはfinal call 言葉ことばは届とどいてはくれない
もう少すこしだからだからだからだから体からだから
伝つたえたいの はじめたいの

さっきまで
海うみに居いたけどUターンしてしまう
波音なみおとはホワイトノイズみたい
そしていま
あたしたちの仲なか、中央ちゅうおうに分離帯ぶんりたい
越こえる勇気ゆうきもないぐらい
臆病おくびょうになってしまったのでしょう

どこから聞きこえるのfinal call あなたを嫌きらいになりたい
張はりつめた時ときを時ときを時ときを記憶きおくから解とき放はなって
何なにを伝つたえたいのfinal call 言葉ことばは届とどいてはくれない
これきりよ時ときを時ときを時ときを記憶きおくから
外はずしたいの 終おわりたいの

切きれた電球でんきゅうと 過すぎた約束やくそくと 誰だれもいなくなった閉とじた動物園どうぶつえん
コスプレのファンタジー セルロイドの生活せいかつ 何なにかをやろうと思おもったけど

次つぎに会あうときにはfinal call そんなに時間じかんはないから
瀬戸際せとぎわよだからだからだからだから体からだからはじめて
次つぎに会あうときにはfinal call 言葉ことばは届とどいてはくれない
もう少すこしだからだからだからだから体からだから
伝つたえたいの はじめたいの