「遺書の書き方」の歌詞 中孝介

遣書いしょを書かく時ときには
「ありがとう」から始はじめなさい
大事だいじな人ひとの名なを
必かならず後あとに続つづけなさい
そこにある名前なまえの数かずだけ
君きみがつけた足跡あしあと

遺書いしょを書かく時ときには
「あいしている」と結むすびなさい
そして そこに書かいた誰だれかに
読よんでもらいなさい
ひとりじゃ気付きづけない
きっと間違まちがいを教おしえてくれる

時ときには 泣ないてくれるかも
時ときには 頬ほほを叩たたくかも
けれど いたむ頬ほほに残のこるその熱あつさが
誰だれもが持もっている
生いきている証あかし

遺書いしょを書かき終おえたら
飛行機ひこうきにして風かぜに飛とばそう
大事だいじな人達ひとたちを抱だきしめながら
明日あしたに飛とばそう
そこにある名前なまえの数かずだけ
君きみよ 幸しあわせであれ

毎日まいにち 沈しずみ行ゆく夕日ゆうひ
毎日まいにち 昇のぼり来くる朝日あさひ
変かわりはないけれど
いつも側そばに在あるのが
誰だれもが知しっている
生いきている証あかし

孤独こどくにならなけりゃ
僕ぼくらは強つよくなれないけれど
傷付きずつけあわなけりゃ
自分じぶんを守まもれないのならば
僕ぼくは争あらそうより弱よわいままでもいいさと思おもう

どんな毎日まいにちが来こようとも
君きみよ 幸しあわせであれ