「ウソを暴け!」の歌詞 中村一義

この世界せかいにどれだけのウソがあんだろう。
たくさんの人ひとが選えらんだ王様おうさまはすぐさま担かつがれては終おわる。
この世界せかいにどれだけホントがあんだろう。
昨日きのうまで陽ひの光ひかりさえ当あたらずにいた人ひとが今いまを変かえる。

今日きょうの、今日きょうのウソを暴あばけ!
もし、君きみがちょっとぐらい嫌きらわれても。
君きみの、君きみのウソを暴あばけ!
そしたらさ、必かならず僕ぼくはそこにいるよ。

そこにいるよ。

ごらん一瞬いっしゅんで崩くずれかけてた世界せかいに、
また花はなを咲さかせたのは王様おうさまではなく、
君達きみたちだって知しってる。

今日きょうの、今日きょうのウソを暴あばけ!
もし、君きみがたった独ひとりを畏おそれても。
君きみの、君きみのウソを暴あばけ!
いつでもさ、僕ぼくは声こえを届とどけるから、
だからさ、お願ねがい、お願ねがい、お願ねがい、
ねぇ、どうか、君きみは君きみを消けさないで。

消けさないで。

城しろの瓦礫がれきに、光ひかる金貨きんかを見みつけても、
形かたちの無ない社会しゃかいじゃ、太陽たいようめがけ金貨きんかを放はなって、
光ひかりで、今日きょうの、今日きょうの、君きみ、照てらす。

今日きょうの、今日きょうのウソを暴あばけ!
強つよさの中なかに弱よわさがある、本当ほんとう。
今日きょうの、今日きょうの自分じぶんを笑わらえ!
弱よわさの中なかに強つよさがある、本当ほんとう。
だからさ、お願ねがい、お願ねがい、お願ねがい、
ねぇ、どうか君きみに嘘うそをつかないで。
愛情あいじょうは何度なんど、暴あばいたって、ただ、愛情あいじょう。

それが本当ほんとう。

さぁ、今日きょうの、今日きょうの真実ほんとを探さがせ!
ねぇ、もうノー!
さぁ、君きみの、君きみの真実ほんとを探さがせ!
ねぇ、もう…、どう?