「だから 憶えている」の歌詞 中西保志

大事だいじな あなたと
いくつのシーズンと 過すごしただろう
夜明よあけのシートで
抱だき寄よせた冬ふゆが 遠とおく{見み}えた
いつかあげたパールのリング
手ての中なかに包つつみ くちづけている横顔よこがお
あなたと同おなじ気持きもちで いるよ
もう 泣なかなくてもいい
愛あいした記憶きおく
悲かなしみだけでは なかったね
with you

ふたりの言葉ことばが
未来みらいのように 途切とぎれてゆく
自分じぶんを責せめても
これからのあなた 憎にくめないよ
空そらに やがて 誰だれもが帰かえる
忘わすれない人ひとに 辿たどり着つく日ひが 来くるなら
もう一度いちど 抱だいて 体からだに刻きざむ
ただ 愛あいするあなたを…
忘わすれるための別わかれの言葉ことばは さがせない
with you

あなたと同おなじ気持きもちでいるよ
もう 泣なかなくてもいい
憶おぼえていたい心こころは あなたのそばにいる

あなと同おなじ気持きもちでいるよ
もう 泣なかなくてもいい
愛あいした記憶きおく
悲かなしみだけでは なかったね
with you