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「父親」の歌詞 九州男

2010/11/3 リリース
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おれにはなに理解りかいできない
とゆうかわかるわけもない
なんつみもない2歳にさいだったおれまえから姿すがたしたってはなしでした
いたいわけじゃないのにそれから数年すうねん1度いちど再会さいかい
「やっとえたよ、仕事しごと大変たいへんだよ」
はなしてくるあなたはだれなの?
やがて保育園ほいくえん階段登かいだんのぼ小学生しょうがくせい高学年こうがくねん
思春期ししゅんき交差点こうさてんあたまでやっと理解りかいできてきました
おおきいからだ おおきいこえ おおきいでガシガシあたまなでてくるのは
おれには何故なぜかいないとおもってた父親ちちおや

みをかべ「またいにる」なんてったって
数年後すうねんごおれにしてみりゃどうでもいい それではサヨナラ
べつわけなんてせずにってくおおきな背中せなか
なにかをかたってたよにえた

やがて恋愛れんあいもし ノリがいダチとあそ日々ひびだった
あんたはわすれたころあらわれてはわるさしたおれなぐった
たったこの一瞬いっしゅんだけもっともらしいおやのフリして
「もうわかったから…二度にどもどってくんな」
なんてつぶやいたおれいたみかかなしみかわからなくてなみだぐんだ
かあちゃんがおれんだ そして一人ひとりおれをここまではぐくんだ
わかるかその苦労くろう父親ちちおやぶろうがおれ
“おとうさん”なんてけっしておもわない
都合つごうがいい ふざけんな

みをかべ「またいにる」なんてったって
ここまでおれにしてみりゃどうでもいい それではサヨナラ
べつわけなんてせずにってくおおきな背中せなか
なにかをかたってたよにえた

ときをせわしく辿たど情報じょうほう息苦いきぐるしくもれ
感情かんじょうまかせてたおれいまいわゆる大人おとなになり
現実げんじつはだかんじていた この鉛筆えんぴつつづった概念がいねん
あなたの理解りかいへとみちびいていった
あのとき背中せなかはやっぱりきっとなにかを物語ものがたっていたんだ

無理むりしてでも笑顔えがおつくった なぐったこぶしのほうがいたかった
本当ほんと一緒いっしょにいたかった こうなった理由りゆういたかったんだろ?
おれ一緒いっしょにいたかった 本当ほんとうはいつでもいたかった
だからかなわなくて苛立いらだった
じつ父親ちちおやのあんたをきだったんだ

本当ほんとうことはわからなくていい
ただおれからしたらたった1人ひとり父親ちちおや
えるたびおもむろよろこびをあらわにしてたこと
あなたのすべてのこたえとわかった

みをかべ「またいにる」なんてったって
あのころおれにしてみりゃわかるわけなかった そのふか意味いみ
べつわけなんてせずにってくおおきな背中せなか
沢山たくさん物語ものがたり背負せおってた

これからはおれがその重荷おもに半分背負はんぶんせおってきていくよ
じついま、あなたのようなおとこになりたいとおもってるんだ
“おとうさん”