「先生」の歌詞 伊禮俊一

そうさ今いまならば 素直すなおにそう言いえるんだ
あなたのその愛あいが 僕ぼくらを育そだててきたと

大おおきな声こえを張はりあげて 叱しかるのが日課にっかのように
声こえが枯かれても強つよい眼差まなざしで 僕ぼくらを見みつめてくれた

放課後ほうかごの教室きょうしつ 誰だれにも見みせず
泣ないてるあなたを忘わすれない
素直すなおになれなくて 行ゆき場ばのない心こころ
受うけ止とめてくれた あの先生せんせい

不揃ふぞろいに並ならんだ机つくえに 落書らくがきの跡あと
ささいな一言ひとことで 今日きょうもまた 喧嘩けんかになった

胸むねに抱かかえた歯はがゆさが 裏腹うらはらな言葉ことばになって
わがままを言いって不満ふまんをぶつけては 自分じぶんの弱よわさ隠かくした

放課後ほうかごの教室きょうしつ 誰だれにも見みせず
流ながしてた涙なみだを忘わすれない
大人おとなになれなくて 戸惑とまどう心こころ
導みちびいてくれた あの先生せんせい

大おおきな声こえを張はりあげて 叱しかるのが日課にっかのように
声こえが枯かれても強つよい眼差まなざしで 僕ぼくらを見みつめてくれた

放課後ほうかごの教室きょうしつ 誰だれにも見みせず
泣ないているあなたを忘わすれない
素直すなおになれなくて 行ゆき場ばのない心こころ
受うけ止とめてくれた あの先生せんせい

受うけ止とめてくれた あの先生せんせい