「幸せだってこと」の歌詞 伊禮俊一

人ひとは皆急みないそぎ足あしで 歩あるいてどこへ向むかうんだろう?
道端みちばたに咲さいた花はなや 草木くさきも見落みおとしてしまう

「もっと!もっと!」背伸せのびしたり「早はやく!早はやく!」急せかされてばかり
だけどその行ゆく先さきに 何なにが待まってるっていうんだろう

きっと完璧かんぺきなものなんて この世よの中なかにないと思おもうから
少すこしぐらい肩かたの力抜ちからぬいて ありのままで いればいい
大切たいせつなのは きみが幸しあわせだってこと

時ときには遠回とおまわりして 知しらない道みちを歩あるこう
忘わすれてたこの気持きもちや 決意けついを思おもい出だせるよ

きみが自分じぶんで決きめたはずの 夢ゆめに続つづく道みちだったのに
なぜきみはこんなにも 悲かなしい顔かおをしてるの

きっと目めの前まえを通とおり過すぎる 時ときの流ながれに自分じぶんを見失みうしなって
泣なくことさえも忘わすれるくらい がんばってきたね だけど今いま
大切たいせつなのは きみが幸しあわせだってこと

「もっと!もっと!」背伸せのびしたり「早はやく!早はやく!」と急せかされてばかり
だけどその行ゆく先さきに 何なにが待まってるっていうんだろう

きっと完璧かんぺきな人ひとなんて この世よの中なかにいないと思おもうから
少すこしくらい肩かたの力抜ちからぬいて 歩あるいていこう 一歩いっぽずつ
大切たいせつなのは きみが幸しあわせだってこと