「大きな古時計」の歌詞 伊藤秀志

でっけくて背しぇの高たげ
古ふるくせ時計とげっこだば
我家おぇの爺じっこの時計とげっこ
米寿べいじゅと干支一回えどひとまわりも
休やすまねで動うごでだ
我家おぇの爺じっこの時計とげっこ
我家おぇの爺じ 赤あがん坊ぼで
世間しぇげんに出でた朝間あさま
誰だいがだやら買かってきた
時計とげいだもんだどや
今いまだば まんずさっぱり
動うごがねぐなったもんだ
何なんとなって
しまったもんだ
時計とげっこ
米寿べいじゅと干支一回えどひとまわりも
チクタク チクタク…
我家おぇの爺じど ふと
じみでにして
チクタク チクタク…
今いまだば まんずさっぱり
動うごがねぐなったもんだ
何なんとなって
しまったもんだ
時計とげっこ

(セリフ)
(…婆ばばも来こい 母あばも来こい
もんぺとクワ
忘わすれねで来こい)
(セリフ)
(田たさ落おちればジャボン
冷ひやっけで濡ぬれたズボン
気付きづけで来こい
歌うたうあんて来こい…)
何なんだどて
覚おべでるもんだとや
古ふるくせ時計とげっこだども
我家おぇの爺じっこの時計とげっこ
めんけ事こど 三国一さんごくいちの嫁よめ
我おぇの家えさ 来きた時じきだて
目出度めでてい日ひだだて 動うごでだ
笑わらうえんた事こど
涙なだでるえんた事こど
みんな覚おべでる
時計とげいだもんだのに
今いまだば まんずさっぱり
動うごがねぐなったもんだ
何なんとなって
しまったもんだ
時計とげっこ
米寿べいじゅと干支一回えどひとまわりも
チクタク チクタク…
我家おぇの爺じど ふと
じみでにして
チクタク チクタク…
今いまだば まんずさっぱり
動うごがねぐなったもんだ
何なんとなって
しまったもんだ
時計とげっこ Um時計ウーンとげっこ