「カッシーニ(土星に環がある理由)」の歌詞 元ちとせ

たとえ世界せかいが喜よろこびに溢あふれ、光ひかり輝かがやいた朝あさを迎むかえても
もしあなたが消きえてしまったら 私わたしにとっては もうここはさみしい所ところ

はっきり目めに映うつる程ほど こんなに近ちかくにいる
唯ただそれだけの事ことが 本当ほんとに不思議ふしぎで嬉うれしい

土星どせいの環わっかがある理由りゆうを
知しらないまま この地上ちじょうで今日きょうも暮くらしてるけど

重かさなる手てと手ての間あいまに広ひろがる
銀河ぎんがの深ふかさに ねぇ吸すい込こまれそうだよ

世界中せかいじゅうに転ころがってる 石いしころのような でも誰だれも壊こわせない祈いのり
あぁ あなたを思おもうだけでも こんなに苦くるしくて こんなにも愛いとしい

カンパネルラが聞きこえた 何処どこかで誰だれかが生うまれた
そして誰だれかが消きえてく わたしはあなたの手てを握にぎってる

土星どせいに環わっかがある理由ゆゆうを
考かんがえてみた
ガリレオはきっと笑わらうかな

好すきで大好だいすきでもうどうしようもなくて
気きが付ついたらあなたの周まわりをぐるぐる回まわってる

土星どせいは今日きょうも遠とおく空そらにいて
見渡みわたしても 見上みあげても 私わたしには 見みつからない

好すきで大好だいすきでもうどうしようもなくて
気きが付ついたらあなたの周まわりを
回まわってた 想おもい