「DICE」の歌詞 入野自由

何気なにげなく 髪かみをかきあげた 横顔よこがおが眩まぶし過すぎて
気きが付つけば 後先あとさきも考かんがえず言葉ことばよりも先さきに駈かけ出だした
未来みらいなら 切きり拓ひらけばいい そう信しんじ続つづけてきた
足早あしばやに 追おいついてきた現実げんじつに飲のみ込こまれてしまうまでは

無力むりょくさに膝ひじをつきかけ ピリオドを打うちかけたけど
このままで終おわることなんて カッコ悪わるすぎるだろ

イチかバチか振ふるDICE 手てを離はなれた この運命うんめい
背中せなかを押おしてくれたら きっと 何なにか変かわるはず
YesもNoもキミ次第しだい 転ころがるのは 僕ぼくの方ほうさ
救すくいの神かみがいるのなら どうか 指さし示しめしておくれ

二人ふたりなら どんな壁かべだって 乗のり越こえて いけるはずと
想おもいとは 裏腹うらはらに繰くり返かえされる痛いたみをごまかし続つづけた

理想りそうを語かたるばかりでは 先さきになんて進すすめないと
守まもりたいものができて今いま ようやく分わかったから

イチかバチか振ふるDICE 手てを離はなれた この運命うんめい
違ちがう景色見けしきみたいから 一歩踏いっぽふみ出だしてみよう
右みぎも左ひだりも分わからない 暗闇くらやみかもしれないけど
ひとすじの光ひかりを見みつけ きっと たどり着ついてみせる

心こころと体からだが 一ひとつになり気付きづいた
目めの前まえの 道みちはもう 次つぎのステージに続つづいている

思おもい切きり捨すてたDICE 運命うんめいなら この手ての中なか
強つよくぎゅっと握にぎり締しめ 誓ちかう「振ふり返かえらない」と
酸すいも甘あまいも受うけ止とめる 主人公しゅじんこうは自分自身じぶんじしん
誰だれにも決きめられたくない たった一度いちどきりの明日あすを