「黒の舟唄」の歌詞 加藤登紀子

男おとこと女おんなの間あいだには
ふかくて暗くらい河かわがある
誰だれも渡わたれぬ河かわなれど
エンヤコラ
今夜こんやも舟ふねを出だす
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
おまえが１７じゅうしち
おれ１９じゅうく
忘わすれもしない この河かわに
ふたりの星ほしのひとかけら
ながして泣ないた夜よるもある
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
あれからいくとせ
漕こぎつづけ
大波小波おおなみこなみ ゆれゆられ
極楽見ごくらくみえたこともある
地獄じごくが見みえたこともある
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
たとえば男おとこはあほう鳥どり
たとえば女おんなはわすれ貝がい
まっかな潮うしおが
満みちるとき
失なくしたものを想おもいだす
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
おまえとおれの間あいだには
ふかくて暗くらい河かわがある
それでもやっぱり
逢あいたくて
エンヤコラ今夜こんやの
舟ふねを出だす
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row